本社工場で組み立てられた
プレス機を見上げたときの驚きと感動は
7年目を迎えた今も変わることがない。

設計エンジニア(機械)

生産統括本部 STD生産BL STD設計部
機械設計2課
技能工芸学部製造学科
2015年入社

初めての工場見学で
プレス機のスケールに圧倒された

大学時代はロボット開発に必要な知識・技能を学び、対戦形式のロボットコンテスト全国大会で優勝をめざす『ROBOCON』プロジェクトに参加。リーダーを務めた3年次はベスト8まで勝ち進みました。ロボット製作ではレーザー加工機やベンダー機(曲げ加工機)を毎日のように使っていましたので工作機械メーカーを身近に感じていました。また、卒業研究のテーマがナイロンコード式電動芝刈り機の金型製作で、プレス機の機能や基本的な役割は理解していましたので、就職活動は工作機械メーカーに絞ってスタートしました。当時、私がイメージしていたのは設計ができる営業職で、『ROBOCON』プロジェクトを通じて身につけたリーダーシップとコミュニケーション力を生かしたいと考えていました。最終的にこの会社に決めたのは、初めての工場見学でプレス機のスケールに圧倒されたからです。大学の先生に「大きなものを作りたいなら」と薦められて会社説明会に参加したのですが、本社工場で組み立てられていたプレス機の大きさは私の想像をはるかに超えていました。ギヤやモータなどの部品も大学で使っていた部品と比べて桁違いのサイズでしたので興味がわき、見学を終えた時には「ここしかない!」と決めていました。

安全規格を厳守しながら
自身のこだわりを盛り込む

私が現在担当しているのは、トランスファプレスの機械設計です。トランスファプレスは、搬送装置が備わったプレス機のことです。複雑な形状の製品は複数の加工工程を踏んで製作するのですが、この機械は1台のプレス機械で複数の加工工程を、搬送装置で製品を移送しながら連続自動加工できるんです。比較的大きな製品を製作することができ、大量生産に適したマシンと言えますね。
具体的な仕事は、フレーム、ギヤをはじめ、動力に関わるあらゆる部品の強度計算および検討図面の作成、外部の協力会社へ委託する設計図面の確認・修正指示、部品の選定・調達指示などです。ほとんどがお客様の要望に応じて一から作り上げていく受注生産品であり、設計完了まで早くて1年、組立、検査、引き渡しを含めると2年以上を要することもあります。
やりがい、面白さを感じるのは、毎年のように変更される国際的な安全規格のガイドラインを遵守しながらも、自分なりのこだわりや信念を盛り込むチャンスがあることです。その多くは、寸法に端数を出さないことや、部品の位置を変えるなど、外部の人は気づかないような細かなことですが、後工程を担当する仲間や機械を使うユーザーの顔を思い浮かべながら仕事をしていますので、チーム内で意見が通り、図面に反映できたときは大きな達成感があります。

変わらない感動を得ながら
成長していける環境

そんな私が皆さんにお伝えしたいアイダエンジニアリングの魅力は2つあります。1つはオフィスと工場が隣接していて、製造工程の進捗状況をいつでも確認できることです。組み立てられた巨大なプレス機を見上げたときの驚きと感動は7年目を迎えた今も変わることがありません。現在、大型サーボタンデムラインの制御盤を設置するためのメザニンラックを設計担当しているのですが、実物を見るのが本当に待ち遠しいです。
そしてもう1つは、入社後の早い時期から主担当として活躍するチャンスがあることです。私は先輩のサポート役としてカタログに掲載される小型のプレス機(汎用機)の機械設計からスタートしました。入社初年度の冬には、上司から「サポートするから、今回は一人で進めてみるか?」と聞かれて「やります!」と答えられたのは、求めれば何でも教えてくれる先輩たちが近くにいてくれたからです。もちろん、すべての新人の方にあてはまるわけではありませんが、コミュニケーション力を発揮して技術と知識を吸収し、成長していきたいという人には合っている会社だと思います。

ONE DAY SCHEDULE
1日のスケジュール
  • 8:45
    始業

    会社までは徒歩15分(時差出勤中)。社内のメール対応からスタート。

  • 9:00
    当日のタスクを確認

    優先順位をつけてやるべきことを整理する。

  • 9:10
    検討図面を作成

    計算書をもとにCADでトランスファプレスの検討図面(設計案)を作成。

  • 11:45
    昼食

    1時間休憩。ほぼ毎日社員食堂を利用。

  • 12:45
    検討図面を作成

    午前中の作業を引き続きおこない、部品図の作成を外部の協力会社へ委託。

  • 15:30
    検図

    完成した検討図面を上司に確認してもらい、修正をおこなう。

  • 16:30
    出図の準備

    部品の調達、製造に必要な図面一式を配布するための準備を進める。

  • 17:15
    翌日の作業内容の確認

    工場で進捗状況を確認するときは新人に声をかけて一緒に行く。

  • 17:45
    終業

    案件が集中する時期は残業することもある

オフの過ごし方

現在、コロナ渦で休日に外出する機会は減りましたが、もともとインドア派なのでそれほど苦にはなっていません。友達と対戦型のオンラインゲームを楽しんだり、絵を描いたりして過ごしています。絵を描くのは幼い頃から好きで、鉛筆やPCのペイントソフトで模写をしたり、オリジナルのキャラクターを作成してSNS等に投稿したりしています。友達に頼まれてSNSのヘッダーやプロフィール用のアイコンを作ることもありますね。

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