努力で身につけた語学力を駆使して
駐在員や研修生の仕事と生活を
サポートできることがうれしい。

海外人事

管理本部 人事総務部 人事課 給与計算グループ
国際企業学部
2014年入社

海外現地法人と連携して
駐在員や研修生をサポート。

入社以来、人事総務部で海外人事の関連業務をおこなっています。業務は、東南アジア、北米、欧州の20ヵ国以上で開設している現地法人やお客様先へ出張または海外赴任する社員と、現地法人から帰任する社員のサポートが中心。着任前の語学研修から、引越しの手配、ビザ取得、保険の加入・解約、人事発令、海外給与の算出、子女の現地教育、確定申告まで、社員の生活と仕事に関わるあらゆることを現地法人と連携してサポートします。また、海外の拠点から本社へやってくる研修生の受け入れと生活面のサポート、海外駐在員に関する就業規程の改定などもおこなっています。
東南アジア諸国の拠点とは電話やWebミーティングでも情報を共有できますが、欧米とは時差があり、私自身も時間短縮勤務中ですので、メールでのやりとりが中心です。
仕事では3ヵ国語を使い分けています。私は台湾出身なので、母国語は中国語です。日本語は台湾の大学時代に勉強を始め、日本に来てからも1年半くらい続けていました。英語は大学時代に短期留学をしたときにまったく通用しなかったので、帰国後、本格的に勉強しました。

海外へ行く人、日本へ来る人の
不安を取り除くことが恩返しになる。

仕事の本質は、不安を取り除いてあげることだと思っています。初めて家族の方と一緒に海外へ赴任する社員に対しては、子どもの教育のこと、現地の医療費や防犯対策に重点を置いて説明しながら手続きを進めていきます。また、初めて日本へ来る研修生については、事前に「不安に思っていることはどんな些細なことでも構わないので遠慮なく話してください」と伝えてヒアリングをおこないます。
「空港から電車を乗り継いで本社まで行く自信がありません」「日本語も英語も話せないのにやっていけるでしょうか」そんな不安な気持ちに寄り添ってあげたいと思うのは、私自身がたくさんの人に支えられ、助けられて日本で仕事と生活をできるようになったからです。海外へ行く人、日本へ来る人の不安を取り除くことが、今までお世話になった人々への恩返しになると信じています。だからこそ「ありがとう」の言葉を聞いた時は本当にうれしくなります。やりがいを感じる瞬間ですね。
その一方で、世界中の拠点の人たちとつながることに面白さを感じています。現地の人事担当者と直接会って話をする機会は今のところありませんが、私は人と関わることが好きなので顔と名前を覚えた人とWebミーティングで再会するだけでも楽しい。出会いの数だけ学びはあるので、たとえ短時間でも、その機会を大切にしたいと思っています。

初めて日本に受け入れた3名の研修生と
信頼関係を築けたことが財産。

これから先も忘れないと思うのは、入社2年目に初めて海外から3名の研修生を受け入れたときのことです。これはシンガポールの子会社が企画した研修プランで、インド、タイ、インドネシアの系列会社からそれぞれ1名のサービスエンジニア(プレス機のメンテナンス等を担当する技術者)が1年間、本社の製造部門へ派遣されることになったのです。
今なら出発前に細かくヒアリングをして不安を取り除いてあげられるのですが、このときは私にも会社にノウハウがなかったため、彼らを迎えた直後からさまざまな問題に頭を悩ませることになりました。最も大変だったのは食事でした。宗教や慣習上の都合で口にすることができない食材や調味料がたくさんあったのです。当社では昼食を社員食堂で食べてもらいますので、従業員の皆さんにお願いして工夫をしてもらったのですが、日本人に馴染みの食材を1年間使わないというのは現実的ではありません。すると彼らの方が気を遣って、自分で作ったお弁当を持ってくるようになりました。彼らは「大丈夫」と言ってくれましたが、準備不足で負担をかけてしまったことを今でも悔いています。うれしかったのは、そんなことがあっても彼らが日本の生活での不安や困りごとを何でも相談してくれたこと。初めて日本に来た彼らと信頼関係を築けたことが私にとっては大きな財産になりました。その年の冬、降り積もった雪を見て「日本の冬は最高!」と大はしゃぎしたときの写真は今も大切に保管しています。

ONE DAY SCHEDULE
1日のスケジュール
  • 8:30
    始業

    子ども2人を保育園と小学校へ送り出してから前日の終業後に届いたメールに返信。

  • 9:00
    朝礼

    進行中の案件の進捗とその日の作業内容を他のメンバーと共有。

  • 9:15
    デスクワーク

    引き続き世界各国の拠点から届くメールに返信し、ビザ申請書等の書類を作成。

  • 12:00
    面談

    一時的に帰国している海外駐在員とWeb面談。現地での問題点等をヒアリング。

  • 12:30
    昼食

    昼休みは1時間。掃除・洗濯など家事もこの時間を利用して手早くおこなう。

  • 13:30
    デスクワーク

    海外研修生の受け入れ手配、海外拠点や関係部署との調整・確認作業。

  • 14:30
    デスクワーク

    海外拠点への請求書発行、海外駐在員の一時帰国旅費の精算など。

  • 15:30
    デスクワーク

    海外赴任を予定している社員の引越し、保険加入等の手配、問い合わせ対応など。

  • 16:30
    終業(時間短縮勤務中)

    小学生の子どもが帰宅。習い事に送り出してから夕食の支度、保育園へのお迎えなど。

オフの過ごし方

子どもがまだ小さいので、休日は家族と一緒に近くの公園へ。夫の実家へ遊びに行くことも多いですね。連休は旅行ですね。今年の夏休みは3年ぶりに台湾へ帰ることができました。趣味はイラストを描くこと。夫とは遠距離恋愛だったので、手紙にお互いをキャラクター化したイラストを添えて送っていました。今でもバースデーなどの記念日には描いています。

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